明けましておめでとうございます。 昨年も自然災害が多く発生して、世界中と日本中に大きな爪痕を残しました。その中でもとりわけ、北海道では9月6日午前3時8分に発生した、胆振東部地震が印象に残りました。
当日は、私は自宅で被災しました。妻と二人で就寝中の出来事でした。我が家の地域は震度6弱と判定されましたのでかなりの揺れだったと想像できると思います。余震が来るかもしれないと思い、明るくなる朝まで待ちました。地震の10分後にブラックアウトに成り真っ暗でした。外が明るく成り早速会社に様子を見る為に向かいましたが、ほとんどの交差点の信号が点いておりませんでした。しかし、会社に到着するとみんな普通に働いているのです。何故?数名の社員に地震の事を聞きました。大変な揺れで家の中の物がぐちゃぐちゃになった等と私と同じ状況だったようでした。
中野社長の指示で、発電機を用意して燃料スタンドと石狩営業所のコントロールタワーに発電機を取り付け、すぐに稼働を開始して荷主様に普通通りに配送業務を行いました。凄いと思った。他社では信号機が止まっただけなのに配送業務を放棄してます。
我々物流業者は、物流を止める訳にはいかないのです。我々は、一般市民の生活を守る事を生業としているので当然の事ですが、リスクを嫌い業務を停止するのは職場放棄です。社員には、いつも『我々の仕事は一般市民に商品を供給する大切な仕事をしているのだ』、と言っておりましたので弊社社員はいつも通りに仕事をしておりました。もう、私の教えを体得して居る事を確認しました。
今年は、昨年に引き続きエースグループの売り上げと利益を10%以上上げる様にします。具体的に北海道内では石狩第7物流センターの本格的稼働開始、数社様のアウトソーシングの受注が決定しております。
東北地区でもホクリョウ様のたまご配送を含め数社様から色々な案件の受注をしております。
関東地区についても、ダイオーロジ(大王製紙子会社)様の物流拠点を佐野の弊社倉庫に決まり稼働しております。その他のメーカー様からの受注も伸びており今後の伸びを楽しみにしております。
これらは、弊社の社員(ドライバー・パート・事務員など)が日頃から努力している賜物であり皆さんに感謝いたします。ドライバーの不足は続いておりますが、同業他社から見ると非常に良い状況です。今後も社員が辞めない会社作りをして参ります。
昨年も4つの大学で講義をさせて頂きました。講義内容は、私のサクセスストーリーと物流業の大切さです。学生から大変好評で特に教授からの評判が良かったのが救いです。今年も沢山の大学で物流業の大切さを講義しようと思っております。
関東地区と東北地区の物流に今年は注力していこうと思います。
今年も楽しく経営を続けて荷主様や社員から続けて良かったと好評を得る一年にしたいと思います。
平成31年1月
株式会社エース
代表取締役 林 博己